写真(撮影者 Noriko)左から
Krug : アペリティフとして飲みたかったが、思った以上に熟成が進んでおり、シェリー酒のようなランシォ香が強く、赤りんごをすって数時間経ったような香りと味わい。
Rully, Drouhin 1992 : クリーミーで綿菓子のような香り。味わいは粘着性があり、広がりもあったが、徐々に紅茶のような香りに変化していき、ワインとしては下り坂。余韻短し。ちなみにパリ市役所の競売で落札したもの。
Muscadet 1993 : ブショネのような不快な香りであったが、次第にシャンピニョンや根菜の香りになり、トコロテンやミネラル香が強くなった。味わいはやせた感じ。これもやはり下り坂。とてもミュスカデとは想像もつかない位に熟成していた。パリ市役所競売にて入手。
Meursault 1er cru "Poruzots" 1996 : 気品のあるアーモンド混じりの香りがし、横と縦のふくらみのバランスがよく、余韻も長い。この先の熟成が楽しみなワインであった。これもパリ市役所競売品。
Gevrey-Chambertin 1959 : 液面が通常より1cm程下がっていたため、やはり酸化香が強く、果実香よりもアミノ酸系や鉄分、タンニンも荒く感じられた。