5月12&13日、Gevrey-Chambertin 村にあったレストラン Les Millésimes の清算に伴う在庫ワインの競売に参加するため、ディジョンへ行ってまいりました。
出品総数1万3千本のほとんどがブルゴーニュで、DRCをはじめとする名城、有名生産者のものが多くを占めていました。
出所が明らかなため、愛好家が多数集まり、ワイン業者が入札を諦めてしまうほどの落札額で、平均して相場の3割高、人気のものは2倍3倍4倍で落ちていました。競りの代行を頼まれたものもありましたたが、Jayerなどは、希望者の値付け限度額の倍を超える位まで、競り上がってしまいました。
主な落札価格をご紹介しますと、
DRC関係 :
- Romanée-Conti 1972 @ 2300 euros
- Romanée-Conti 1979 @ 2900 euros
- Romanée-Conti 1986 @ 2650 euros
- Romanée-Conti 1990 @ 5100 euros
- Romanée-Conti 1992 @ 2500 euros - Romanée-Conti 1995 @ 2800 euros
Henri Jayer :
- Echézeaux 1982 @ 800 euros
- Vosne-Romanée 1982 @ 370 euros- Vosne-Romanée Les Brûlées 1982 @ 550 euros
- Vosne-Romanée Les Brûlées 1985 @ 1300 euros
Roumier :
- Bonnes-Mares 1985 @ 700 euros
- Chambolle-Musigny Les Amoureuses 1986 @ 380 euros
- Musigny 1993 @ 1100 euros
競売手数料は落札価格の14.352%でした。
後日談
珍しいケースですが、競売品が即日渡しでなく、引渡しが週明け16日(火)以降だったため、再び車を借りて700kmの旅をしました。ところが、なんと月曜夜半に競売会場に強盗が入り、保管されていた主要ボトル(DRC と Pétrus)のほとんどが盗まれてしまうという事件が起きていました。Le Bien Public紙によると約8万ユーロの損害とのことですが、落札額から考えると、被害はもっと大きかったのではないでしょうか...? 案の定、同行した知人のロマネコンティもやられており、私の分もシャンパン2本(Taittinger 1982)がを受け取れず仕舞いでした。